世界仰天ニュースで取り上げられた悪質な電話占い師の実態

「占いに騙されるなんて自分には絶対にありえない」と思っていませんか？

実はこういう人でも騙されることがあるのです。
今回は、ある女性が悪質な電話占い師によって洗脳され、1億円以上を騙し取られるという驚愕の事件について紹介します。

1つ伝えておくと、電話占いは悪質な占い師ばかりではないので安心してください。

電話占いの占い師は当たるの？
電話占いでも対面占いと同じように、本当に実力がある占い師であれば的中率は高くなります。

満足のいく鑑定を受けるには、在籍している占い師のプロフィールを確認し、口コミの評価が高い先生を選ぶようにしましょう。

実際に占ってもらった人の感想を知ることができれば、鑑定中の雰囲気や先生の人柄を知ることができますよ。
引用元：電話占い当たる占い師ランキング

洗脳されて電話占い師に騙された女性の悲劇

この話は、女性が占い師に洗脳され、2年半の間に1億円以上を占い師に支払ってしまったという悲劇の話です。

ある2人の子どもを持つシングルマザーの女性は、恋愛の悩みを抱えており、広告で見た電話占いの占い師に相談した結果、気になる男性との相性が良いと前向きな返答をもらいました。

彼女はその言葉に安心感を覚え、相談料を払って占い師に相談をし続けていき、いつの間にか、彼女自身が占い師に依存してしまっていました。

それ以来、ほぼ毎日のメールと週2回の電話相談が続いており、相談料で月額8万円を超えに。
生活もどんどん荒んでいき、占い師との電話中、お腹が空いて泣き叫ぶ子供たちを怒鳴り、だんだんと子どもが自分を邪魔していると思うようになっていたのでした。

そして10か月後、占い師は女性に対して「あなたと子どもは相性が悪い。このままでは、お互いに不幸になる。だから、離婚した元夫に親権を譲る方がいい」と勧め、女性は子どもと離れ占い師の元に行くことにしてしまいました。

そしてついに、占い師本人と会える日が訪れました。
占い師は占い業の他に脚本業もこなし、有名人とのつながりもあると自己紹介し、自分を女性の母親だと思って欲しいと言いました。

そして、占い師が用意した新居で暮らすことに。
その新居は、占い師の所有するマンションで、月々の家賃は27万円と高額でした。

女性はその家賃は払えないと言いましたが、占い師は自分の身の回りの雑用を手伝ってくれたら、家賃分の報酬を支払うと言い、女性を住まわせました。

占い師からの命令はほとんどが買い出しでした。
女性、占い師の自宅から数駅離れた場所まで、品物を宅配ボックスに入れて届け、メールで報告するという仕事をしていました。

女性はアルバイトで生計を立てていましたが、占い師からの電話でアルバイトの始業時間にもかかわらず買い出しの仕事を命じられることがありました。

女性にとっては占い師の言葉は絶対であり、仕事に遅刻することもしばしばで結果的にクビになってしまい、社会から孤立することに。

この頃から、占い師は女性に対する態度が変わってきました。
女性はアルバイトでの収入がなくなったため、家賃にが支払えないと言ったところ、占い師は女性に消費者金融の利用や風俗店で働くことを勧めてきました。

そして、その後事件が起きてしまいます。
女性がストレスから頻繁に吐いたことが原因で、住んでいるマンションの排水管が詰まり、調査や修理費用、加えて住民への慰謝料でマンションの管理会社から数千万円という莫大な金額を請求されたと、占い師は女性に伝えました。

女性は占い師の言葉を信じてしまい、借用書にサインし数千万円の返済を約束することになってしまい、女性は朝から晩まで、風俗店の勤務や占い師の雑務をこなすことになりました。

女性の稼ぎは全て占い師のものになり、まともに食べ物を買えず体重は激減してしまいました。
女性は2年半も休むことなく、1億円以上を奪われてしまったのです。

しかし、このような状況が永遠に続くわけがありませんでした。
占い師と女性の動向を監視していた人物がいたのです。

実は、国税局の資料調査課の職員が、女性の申告漏れを見つけ半年前から調査を進めていました。
調査官が女性の家を訪れたところ、女性は電気・ガス・水道も止められ、自由に使えるお金がほとんどない悲惨な状況にあったのです。

そして調査官は、本当に借金があるのかと彼女に尋ねました。
実は、排水管異臭騒ぎの損害賠償請求に関する資料が占い師の家から全く出てこなかったのです。

女性は2年半で1億円の収入を確定申告し納税する必要があったため、調査官は女性が数千万円の納税義務を負っていることを伝えました。

女性は占い師に返金を求めましたが、占い師はこれに応じず現金での取引だったため証拠もありませんでした。

この不条理な現実により、女性は徐々に目が覚め始めました。
そして、数千万円の納税義務を負った女性は弁護士に相談しました。

弁護士は、証拠が不十分で不利な状況ではありましたが、女性の力になると約束しました。
まず、弁護士は異臭騒動が起きたというマンションの管理会社に連絡したところ、異臭騒動は占い師の嘘であることが判明しました。

その後、数回の裁判が行われました。
3年後の判決でついに、占い師に対しておよそ1億円の返金が命じられたのです。

物的証拠が乏しい中、女性が占い師によってマインドコントロールされていたという事実を法廷が認めたことは大きかったのでした。

女性は返金された中から納税し、現在はひっそりとどこかで暮らしています。

世界仰天ニュースが取り上げたように占いに依存する人は少なくない

世界仰天ニュースが取り上げたように、占いに依存する人は意外と多く存在しています。
占いを信じ、その結果に依存する人々は日本だけでも数百万人いると言われています。

占いに依存する人々は、占いによって自分の人生を左右されることを望んでいるため、自分で決断することが苦手な人や、将来への不安を感じる人は占いに頼りがちです。

特に、恋愛や仕事の相談に多くの人が占いを利用します。
それらの結果によって自己肯定感を高め、希望を見出すことができるからです。

しかし、占いに依存することにはリスクがあります。
1度依存すると、占いがないと不安や恐怖を感じるようになります。

またその結果に縛られ、自由な判断をすることができなくなることも。
占いに過剰に依存すると、時間やお金を無駄に使ってしまうこともあります。

占いは、自分自身を客観的に見る手段のひとつであることは否定しません。
しかし、占いに依存しすぎることで、自分の人生を制限してしまうことは避けたいものです。

自分の未来について悩んだときは、占いだけに頼るのではなく、家族や友人、専門家のアドバイスも取り入れることが大切。
そして、自分自身で決断し行動することで、自己肯定感を高め、自分の人生を切り拓いていくことができます。

悪質な占い師は不安を煽ることしか言わない

占い師という存在は、未知の未来に対する不安や不確定性を感じる人々にとって、何らかの心の支えとなる存在であることがあります。
しかし、悪質な占い師はそのような人々の不安や心配を煽ることによって、多額の報酬を得ようとすることがあります。

悪質な占い師がよく用いる手法の一つに「あなたに不幸が訪れる」といった脅し文句があります。
これによって、相談者はますます不安を募らせ、その不安を解消するために占い師に依存してしまうのです。

また悪質な占い師は、占いに必要な情報を詳しく聞き出し、その情報をもとに相談者に都合のいい結果を導き出すことがあります。
これは、いわば心理操作の一種であり相談者の不安を煽り、占い師への依存を深めるための手法とも言えます。

さらに、悪質な占い師は相談者に高額な報酬を求めることも。
占い自体があくまでも娯楽や心の支えであることを考えると、そのような高額な報酬は、まさに詐欺行為に近いものと言えるでしょう。

こうした悪質な占い師に引っかかってしまうと、相談者はますます不安を募らせ、依存度が高まってしまいます。
その結果、占い師に大金を払い込むことになり、ますます深刻な精神的な問題を抱えるという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

悪質な占い師に引っかからないためには、まずは自分自身が持つ不安や心配事を客観的に見つめ、それを解消するためにはどうすればよいのかを考えることが大切。

また占いをする場合には、信頼できる占い師を選び、あくまでも娯楽や心の支えとして受け止めるようにすることが重要です。

世界仰天ニュース電話占いのまとめ

この女性の悲しい体験は、悪質な占い師による洗脳と詐欺行為の恐ろしさを示しています。
彼女は何度も裁判で戦い、法的勝訴を勝ち取りましたが、傷ついた心は決して癒えません。

悪質な占い師は人々の弱みをつき、利用者を煽って金銭的な利益を得ようとします。
しかし、彼らが実際に提供するのは、虚偽の情報や単なる不安の煽りだけです。

私たちは、こうした悪質な占い師に騙されないよう、注意を払う必要があります。
真の自己探求やアドバイスを求める場合は、信頼できるカウンセラーや専門家の助けを借りましょう。